【第3章】音楽的目覚め ~音楽と向き合うきっかけ~

BOREDOMS, じゃがたら, 渋さ知らズ, 音楽, 音楽的目覚めシリーズ

こんにちは。

だいてんねん(@daitennen5)です!!!

今回は音楽的目覚めシリーズの第3章です!

僕が音楽にのめりこんだ過程を記事にしてるのですが、自分の音楽史を作っているみたいで面白いですね。

あんなん聴いてたなあ~とか、こんなんも好きだったなあ~とか思い出がフラッシュバックします。

今回も濃いアーティストがいっぱいです。

それではお付き合いください!

↓過去の記事はこちらから

目次

音楽的目覚め第3章 ①なんじゃこれ!?なんでもありの音楽軍団

ブラックミュージックに目覚め、ファンクやジャズ、ソウル、R&Bのアーティストをいろいろ聴いていた高校生のころ。

たまたまBS NHKでやっていた『東京JAZZフェスティバル2006』を録画していました。(もう10年以上前!!!)

この年に出演していたのはMarcus Miller、Chick Corea、Larry Carlton、Robben Ford、渡辺貞夫、上原ひろみ、などなど、、、、

おお~、今考えるとレジェンドだらけの年だったんですね。(僕はまだ知識がなくあんまりピンときてなかったです。)

そのころの僕はベースに目覚めていた時期なのでMarcus Miller目当てでチェックしていたんだと思います。

何回かに分けて放送されていたんですけど、最初が上原ひろみだったかな。

彼女を見るのも初めてでびっくりしました。

やってることはもう異次元でよくわからないけど、海外のプレイヤーを引き連れてこんなに堂々と演奏する日本人がいるのかと。

次にLarry Carlton & Robben Ford かな?

2人のことは全く知らなかったです。

そしてこの時の印象も「仲良さそうな2人だな」でした。

そのあと何組か出たりしてそれなりに楽しんでいました。

そして初回放送の最終組(かな?)

僕の頭ぶっ飛ばすグループが登場します。

渋さ知らズオーケストラ  

です。

渋さ知らズ(しぶさしらズ)は、不破大輔を中心とする日本のビッグバンド。略称「渋さ」。

渋さ知らズ – Wikipedia

チンドン屋みたいにサックスやトランペット、パーカッションを演奏しながらステージに上がるメンバーたち。

かなりの人数がいました。30人ぐらいいたのかな。

みんな私服みたいなラフな恰好の人がほとんど。

今までの人たちとかなり雰囲気が違うぞ。と察します。

よくみると全身白塗りの人とか、ダンサーっぽい衣装の人、ふんどしに法被という人もいます。

完全に「ヤバいよ、ヤバいよ、、、」です。

そしてそれぞれが席に着きだして指揮者らしき人(この人が一番だらしない恰好!)が合図をします。

始まった曲が『ナーダム』


渋さ知らズオーケストラ – ナーダム @ 頂2014

ぶっとびです。

管楽器、打楽器、弦楽器みんなでユニゾンで始まるメロディ、迫力が半端ない。

しかもダンサーや白塗りの人(舞踏)などのパフォーマーがステージ上でクネクネクネクネしてます。

突然自分の常識からはみ出しまくった人たちが画面上に出てきちゃったわけです。

怖かったー

なんか見ちゃいけないものなんじゃないかとビビってました。

でもサウンドはかっこよかった!最高に!

テーマ部分のユニゾンが終わると各メンバーがアドリブソロをしていきます。

これがかっこよすぎ!

みんなロックなんです。

フレーズが、音が、立ち振る舞いが、すべてがロック!

管楽器でロック、バイオリンでロック、ギターでロック!

めちゃ興奮しました!

もちろんメンバーはもともとジャズをベースにアドリブしているんですが、行きつく先はロックになってました。

この渋さ知らズを知るまで僕はアドリブにあまり興味を持っていませんでした。

というか正直よくわかっていなかった。

でもこの時これでもか!っとお手本を見せつけられたのです。

その日から僕はアドリブ演奏ができるようになるため練習をし、さらにギターに

ハマっていきます。

↓このCDに合わせて自己流のアドリブをやっていました。なつかしい~

渋全

渋全

  • アーティスト: 渋さ知らズ,石川啄木,上杉清文,John Philip Sousa
  • 出版社/メーカー: エイベックス イオ
  • 発売日: 2006/01/11
  • メディア: CD
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さらに渋さ知らズのことを調べるうちに僕は初めてアンダーグラウンドの世界を知ります。

素晴らしいことにこの放送では、奏者1人1人、パフォーマー1人1人に名前のクレジットが出ていました。おかげで僕はこの大所帯バンドのメンバーをすぐに覚えることができました。

NHK!グッジョブ!!!

音楽的目覚め第3章 ②臓物を投げつけ、額から血を流す。えーっと、、、音楽ってなんですか?

それまでファンクやブルース、ロックなど洋楽を中心に聴いていた僕は渋さ知らズに出会い日本の音楽にも素晴らしいものがたくさんあることを知ります。

特に僕の感性とマッチしたのがアンダーグラウンドな界隈の音楽です。

きっかけは渋さ知らズのリーダー不破大輔さんJAGATARAというバンドが好きだというので調べてみました。

JAGATARA(じゃがたら)は、江戸アケミを中心とする日本のファンク・ロックバンド

JAGATARA – Wikipedia

出てきたのは今まで聴いたことない雰囲気の音楽。

かなりアングラな音でした。歌が下手。

でもファンク的要素もありカッコいいんです。

カッコいいんですけどなかなかハマれない。

もともと邦楽はポルノグラフィティやBUMP OF CHICKENを聴いていた僕が、いきなりこの手の音楽を聴いてもすぐにはピンとこなかったんです。

さらにただでさえアングラな音に耐性ができていないのにこの界隈の人達のエピソードは僕のしょうもない常識から遥かに逸脱していて参りました。

  • ステージ上で全裸になり自慰行為をする。
  • 客席に臓物を投げつける(←これめちゃよく聞きます。人気パフォーマンス?)
  • 額をカミソリで切り、血を流しながらお客を追いかけまわす
  • ステージでオシッコ or ウ〇コ or 嘔吐

こんな感じらしいです。(上のWikiリンクにも書いてありますよ!)

音楽はステージ上でちょっと暴れながら演奏するものと僕は思っていたのですが、調べれば調べるほど怖い話しか出てこない。

音楽やるのにこんなこと必要なのか? とめちゃくちゃ拒否反応がでました。

こういうパフォーマンスが流行ったのは80年代らしいです。あちこちでこんな感じだったらしいですよ。こわっ、、、、

(今でもやってる人はいるみたいですけど、、、)

そんなこんなで興味ありつつ引きつつの状態だったんですが、じゃがたらを聴き続けているうちにだんだんと魅力に気づき始めます。

そして1stアルバム『南蛮渡来』を買ったらめっちゃかっこよかった!

南蛮渡来

南蛮渡来

1曲目から怒涛のファンク!

特にベースがカッコいい。

まるで黒人のファンクを聴いている様なベースなんです。グルーヴがあります。

そしてボーカル江戸アケミのキャラクター。歌詞もとてもロックで、今の時代でも十分に響くとても鋭いもの。

最初聴いたときはなんじゃこの下手くそな歌は と思ったんですが、そんなこと気にならなくなるくらいのパワーが彼の歌にはあります。

日本語をリズムにのせるのがすごい上手なんです。

今では大好きなアーティストです。

その他にもスターリンあぶらだこ、INU、ばちかぶりなどいろいろ聴いてみました。

ヒットチャートには絶対に入ってこない音楽たちですが、僕にとってはこの人たちこそが純粋な音楽なんだと思うようになります。

そのころには以前聴いていた邦楽を久しぶりに聴いてもなにも感じれなくなってしまいました。

僕の音楽観にものすごい変化が起こったのです。

音楽的目覚め第3章 ③ウギャー! ギ―! アポポー!!!

以前よりもいろいろな音楽を聴くようになっていた僕ですが、日本のアングラシーン最重要バンドを知ることになります。

それが

Boredoms

ボアダムスBOREDOMSV∞REDOMS)は、EYEが中心となり1986年に結成され日本のオルタナティブ・ロック・バンド。

ボアダムス – Wikipedia

日本のグループなんですけど、世界で活躍しています。

何度となくその名前は目にしていました。

そしてその度にyoutubeで映像見たりしていたのですが、、、

やっぱりダメだ、、、何回見てもわけわからん。

怖い。アタマおかしい人たちだ。

絶対好きになれん。

これが好きになれないと音楽好きと言えないのかな、、、

と毎度叩きのめされていました。

やっぱり僕は根っからのアングラ野郎ではないので、この映像を見て感銘を受けたり、なにかに目覚めたり、夢中にはなれなかったのです。

彼らは歌じゃないです。

完全に奇声でした。

それまでの僕的アングラ音楽はまだギリギリ歌がありました。

Boredomsは僕にとっては完全なるノイズ。

高校生の僕はこれは自分の中で音楽ではないと判断し、無理やり聴くことはやめました。

その後、高校を卒業し、親元を離れ専門学校へ通うために独り暮らしを始めます。

その学校では音楽好きが多く集まっていました。

ハードロックが好きなおじさん、アコースティックソロギターが好きな若者、ブルースが好きなおじいちゃん。

いろんな人からたくさんの音楽を教えてもらいました。

恥ずかしながらそれまでBeatlesをちゃんと聴いていなかったし、Bob Marley、Black Sabbath、AC/DC、Jethllo Tull、Loudness、Theatre Brook、Meters、Boat、、、、、などこのほかにも様々なアーティストを知ることができました。

そんな時、ふとBOREDOMSが気になりのCDを買ってみたのです。

↓これです!

Pop Tatari

Pop Tatari

届いたCDを聴いてみると、

あれ?ギターカッコいいなあ、、、

お?ベースもキマッてるなあ、、、

つーか曲がめっちゃ練られてる。

展開が凄まじい!!!

つーーかこの叫び声、、、

めちゃカッコいい!!!!!

僕は色んな音楽を聴いたおかげなのか(多分違う)、Boredomsがすこぶるかっこよく聴こえたのです。

聴くとすっきりするんですよね。

頭の中がまっさらになる感じ。

正体不明のノイズや轟音ギター、歪みまくったベース、やかましいドラムの音が脳を直撃し、リーダー山塚EYEの叫び声が頭まるごと打ち抜いていきます。

これをきっかけにBoredomsのCDを買い漁り、ボア信者となったのです。

メンバーは様々なサイドプロジェクトを行っているため音源は無限にあります。

特にギターの山本精一がかっこよくて、僕の新たなギターヒーローとなったのです。

まとめ

最初渋さ知らズを見たときの何とも言えないアングラな空気への恐怖から始まり、80年代アングラロックの過激さ、Boredomsの暴力的音楽。

これらのせいで時間はかかりましたが、彼らの音楽の良さを僕は気づくことができました。

彼らの音楽が好きになれない人たちは絶対に(!)いると思いますが、ふとした時に聴いてみるともしかしたらあなたもハマってしまうかもしれません。

ぜひ一度といわず何度でも聴いてみてください。

一緒に頭真っ白になりましょう!!!