【改造】自作ギターをアコースティック・スティールギターへ改造してみた。

ギター, スティール・ギター, 修理, 楽器, 音楽

こんにちは

 

だいてんねん(@daitennen5)です。

 

僕は『我聞』というバンドに参加しています。
我聞』はカントリーフォーク調のオリジナルソングを演奏していて、このバンドに参加してからカントリーやブルーグラスの音源を聴くようになったり、バンジョーやマンドリン、フィドルなどその方面の楽器をよく触るようになりました。

 

そのなかでも特に面白い楽器だなあと思っているのがスティールギター。

 

通常のギターは指で弦を押さえて弦長を変えることで音程を変えています。
しかしこのスティールギターは金属製のバーやガラスのパイプなどを弦に当てることで音程を変えます。
ギターでもボトルネック奏法がありますがアレの専用ギターみたいな感じですかね。専用のため弦高はとても高く設定されていてバーを押さえつけてもビビりが出ないように作られています。
で、このスティールギター。何とも言えない特徴的なサウンドが出るんです。

 

 

例えばラップスティールはこんな感じ

 

ペダルスティールはこんな感じ(めちゃくちゃ欲しいけど高いんだよなあ)

 

超いい感じです。

ご覧のようにラップタイプもペダルタイプもエレキギターと同じ発音原理になっています。(弦の振動を電気的に拾ってアンプから音を増幅して出す)

エレキなのでエフェクターをかけることができ、リヴァーヴやトレモロなどの空間系が相性抜群で頭の中に宇宙かハワイが広がるサウンドがします。

エレキはエレキでいいんですが『我聞』のようなアコースティックオンリーのバンドには馴染ませることが難しいです。(アンプとかの準備もめんどくさい!)

なのでこの世にはアコースティックタイプのスティールギターも存在します。(というかアコギの音量が足りないからエレキになっていったと思いますが、、、)

例えばこれ!

このリゾネーター(金属の反響板)が取付けられているタイプはカントリーやブルーグラスで使用されることが多いです。

 

リゾネーターによってかなり独特な音色になり、アコースティックでも十分な音量が得られます。

しかし僕はリゾネーター付ギターの音があまり好きではなくて、、、もっと素朴なこうアコースティックな響きのスティールが欲しいなあと調べてみました。

そしたら出てきたこのギター!

スーパーメガトン級の良い音ですねえ。

このタイプはワイゼンボーンタイプなんてよく言われています。ネックまでホロウ構造(空洞)になっているため音の伸びが良くスライド奏法との相性が抜群なんですね。(って語ってますが実際に弾いたことない!弾いてみたい!)

 

余談ですがワイゼンボーンというのはメーカー名。今はもうないメーカーなのですがその筋の方々からは根強い人気があって、本物のワイゼンボーン社のギターは何十万もします。

近年はいろいろなメーカーがレプリカを作っているようで、まあまあ安価に手に入るみたいです。

が、やはり僕にとっては高い!(当たり前ですがウン万はします。)

でもアコースティック・スティールは欲しい!

どうするうううううう!?

 

 

作る!

 

 

のは大変なので!!!手ごろなギターを改造するうう!!!

 

 

ってことにしました。

 

今回のエントリーはそんな内容でお送りしま~す。

 

※今回の改造にあたってこちらの動画を参考にさせてもらいました!

※楽器の改造等は自己責任で行いましょう!


必要なもの

①ギター

さてさてまずスティール仕様に改造されるギターさんを用意しなければなりません。

そこでお気に入りの楽器屋さんに相談しに行きました。怪しい日本製のアコギを1000円で譲ってもらったのですが、、、、これが思いのほか弾いてて気持ちいい音がします。

(1,000円ギター!)

ドレッドタイプのドンシャリ感が何とも気持ちいい!!ペグがヘンテコなことになっているのもかわいらしく思えてしまって改造するのが惜しくなってしまいました。しかも0フレットがついていてスティールに改造するときはナットも背が高いやつに替えないといけないのでなんかもったいないなあと。


(譲ってもらった楽器屋さんに置いてあるギターは大半が0フレットがついていて笑えます。変わった楽器屋さんなんですよねえ)

 

なので家の中に転がっていた僕が人生で初めて作ったギターを改造することとしました!


これが僕の初製作ギターになります。なんか古いもののような何とも言えないような色してますよね。

これはサンバースト塗装の練習したり、シェラックのタンポ刷りをやったりいろいろなことを試しているうちにこんな見た目になってしまいました。

シェラックのタンポすりの途中で放置していたものをそのまんま今回は使っちゃいます。これはこれでなんか見た目が好きなので。

 

②ペグ

次に用意したのはヘッドにつけるペグ(糸巻き)です。

自作ギターに使用していたペグをシェラックをやろうと思った時にはずしたのですが、どこにしまったのか思い出せず結局見つからないという大変だらしないことになりました。

ホントに2時間以上探したのですが、、、ペグがないとどうにもこうにも弦が張れないのでAmazonㇴで格安ペグを注文。ザ・無駄な出費!(①)

セットで1,000円ぐらいでした。まあまあ安い!さすが!中国製!

今回なるべく安くパーツをそろえたかったのでいろいろな中国製のものをAmazonページで吟味しましたが、なかにはペグポストに弦を通す穴が開いていないものもあるそうで、、、そんなのお笑いの世界です。資金はかなり薄いため失敗しないように今回はあまり安すぎないこちらの商品にしました。

 

 

③ブリッジピン

ペグ同様弦を留めるためのブリッジピンも紛失。Amazonㇴで発注。ザ・無駄な出費!(②)

約700円!

無事に届いたのですが一本だけ塗装がテキトーで他の5本と色味が違いました。僕は全然気にしないのですが、さすが中国クオリティといわざるをえません。(気にしてる)

 

④ナット・サドル

上述にもあるようにスティールギターはとても弦高が高く設定されています。そのため弦が乗るナットもサドルも作り直しになります。(とか言ってますがペグらと同様紛失しています)

参考にした動画ではアルミっぽい金属で作られていましたが、僕が生息している環境だと真鍮(ブラス)が手に入りやすいなあと思い、僕も真鍮材落ちてないかなあ~とフラフラしていたら、、、、ありました。ラッキー。

Let’s 改造!!!

必要なものが揃いましたので改造を始めます!

 

ナット、サドル成形

まずは真鍮材を成形していきます。

今回は下記のサイズで作りました。

・ナット  W42 x H15 x t5

・サドル  W70 x H10 x t3

(たまたまサイズがいい感じのフラットバーを手に入れたので助かりました。)

サイズを整えたら見た目をナットっぽく、サドルっぽくしていきます。

どこの家庭でも1台は持っている紙やすりが高速で回転するベルトサンダーという機械で削っていきます。

こんなやつですね。僕の家庭ではまだ所持していないため早くほしいです。今回は知り合いの工場で使わせてもらいました

 

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(生活必需品!高い)

こっちはナット。

 

これはサドル。


ちなみに金属は削ると摩擦によってアホみたいに熱くなるのでプライヤーなどで掴みながら加工します。(特に真鍮は激熱です。)

 

 

ペグ取付

お次はペグを取付けます。(ちなみにこのペグは注文から約1週間後に到着しました。)

穴なしポストの例もあるのでドキドキしながら6個すべてのポストを確認しましたが、、、、、ちゃんと全部穴が開いてました!よかった~~~。

安心した僕はウキウキ気分で取付を開始したのですが、、、、、、、、あれ?このネジなんか太くねえ?

そうなのです。ペグポストの穴だけが懸念事項ではありません。もっと疑わなければいけないことがたくさんありました。

結局僕が購入したペグセット、、、、、、12本中6本のネジがデカくて使えない!

うおおおおおおい!困るよ~~~。本当は2.3mmぐらいのタッピングビスが必要なのですが太いものは3mmぐらいありました。ペグ本体の穴にすら通らない。

どうにもなりませんのでまず3個だけペグをつけて作業終了。

このときは水曜日の午後10時。そんな遅くまでホームセンターはやっていないですし、後日も営業時間内にホームセンターに行けないためモヤモヤモヤモヤ~~~。なんとか土曜日を迎えタッピングビスを買ってきました!ザ・無駄な出費!(③)

で、取付け。

これで弦を張れるようになったので島村楽器で売っている3セットで1,000円ぐらいの激安弦を張っていきます。

購入したブリッジピンが登場!

ダ~~~~ン!!!


 

ちなみにチューニングはオープンD。(6弦から D A D F# A D)

 

 

ナット溝切り

ナットにそれぞれの弦の間隔が均等になるようになんとな~くで印をつけナットファイルと呼ばれる専用のヤスリでナットに溝を掘ります。

ギター製作においてナットに弦の溝を堀る作業はかなり神経を使います。溝の深さ、削り方で弾きやすさや弦のビビりなどあらゆることに影響してきます。すごく難しいんです。

甘ちゃんの僕は今回はスティールギターだから弦高も高いしそんなに難しくないかな?と考えていたのですが、、、、、めちゃ大変でした!!!どこが難しいかというとこんな感じ!


スティールギターはバーで弦を押さえます。すべての弦の天端がきれいに揃ってる状態(図A)が好ましいのですが、不揃いでどれかの弦にバーが当たらない状態(図B)だとビビりが出てしまうのです。通常のギターなら弦を指で押さえるので弦高が揃っていなくても演奏性の問題で済んじゃうのですが、スティールは音に出てきてしますのでいつも以上に神経を使いました。いつもとは違う精度が求められるので新鮮でした。

ポジションマーク貼り(仮)

さっきの工程でほぼ完成したのですが、試し弾きをしていてなにか違和感を覚えたのでよく見てみると、、、、僕の自作ギターにポジションマークがない!

なぜだ!?ポジションマークがないと目的のフレットがどこか全くわからない!特にスティールギターにとっては致命的すぎる!

普段あまり意識したことがなかったのですがポジションマークはかなり重要ですよ!!みなさん!!!

僕たち人類は知らず知らずのうちにポジションマークに頼り切っていたようです。失って初めて気づくありがたみ。何事も当たり前だと思ってはいけないのですね。

で、このままでは困るので応急処置でマスキングテープを貼っておきました。

あくまで応急処置なのでね!、、、、、、、、そのうちね、、、、、、、、、、ちゃんとしたやつをね、、、、、、、つけると思うんですがね、、、、、

 

完成!

完成しましたあ~~~~!イヤッホ~~~~~~イ!!!

感想

肝心の音ですがTwitterに投稿してみました!

結構いいでしょ!?

やはりワイゼンボーンほどは音に広がりがないと思われますが、これはこれでちょうどいいサスティンで僕は気に入っています。

真鍮のブリッジとサドルが効いたのか音量も十分に感じます。

演奏性に関してもまあ満足していますし、安物部品たちも問題なく使えていますね。

うん、いいもんできた!

今はオープンチューニング(オープンD)で弾いていますがスタンダードなC6チューニングやカントリー系のチューニングも練習していくつもりです。

まとめ

そんなこんなで普通のアコギをアコースティック・スティール仕様に改造してみました。

今回は想い出の初自作ギターを改造しちゃいましたが、スティールギターはネックが反っていようがほとんど関係ないのでジャンクで売られているものをいじくるのもアリですね。もしアコースティック・スティールが欲しいかたはほどほどに参考にしてみてください!

ふと完成したスティールを弾いていて思ったのですが、オープンチューニングだとテキトーに弾いていてもまあまあ曲っぽくなります。弾いていてめちゃくちゃ楽しくなってくるんですよね。

もしギターを始めてFとかのバレーコードで挫折しそうになっている方がいたらスティールギターに挑戦するってのもいいかもしれません。せっかく楽器に興味を持っているのにイヤになってギター自体を辞めちゃうのはもったいないと思います!スティールギターでピロピロ遊んでいるだけでも十分楽しいと思いますし、余裕が出てきたらまた普通のギターに挑戦すればいいですし。(スティールギターだとハワイアンとかカントリーばっかりになっちゃいそうですが)

やっぱり楽器演奏は楽しいのでたくさんの人にこの楽しさがわかってもらいたいですしね!ぜひ挑戦してみてください!

ただ、、、、スティールギターを弾くの、普通のギター弾くよりもめちゃくちゃ難しいですけどね!!!!!

 

 

ではまた~

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