読書感想文 横溝正史『獄門島』

ミステリー, 横溝正史, 読書感想文

横溝正史自選集〈2〉獄門島

こんにちは
だいてんねん(@daitennen5)です。
以前『本陣殺人事件』を読んでから横溝正史の作品を読みまくろうと決めまして、今回は『獄門島』を読了しました。
感想文を書いていきたいと思うのですが、前回の記事を見て思うのが推理小説ってどこまで内容書いていいかわからないですね。
ネタバレになっちゃうとこの記事を読んで興味持ってこれから読もうと思ってくれた方に申し訳ないし、でもある程度内容に触れないと自分の感想書けないんですよね。
かなり悩ましいです。
参考に他の方の感想記事を見てると【ネタバレ注意!】の記事になっています。
うーん。
正直そのほうが記事が書けるんですけど、やっぱりそれだと推理小説は面白さがなくなっちゃうと思うんですよね。
なので僕はなるべくネタバレにならないように書いていこうと思います。
そんな上手に書けるかわからないですけど頑張ってみようと思います。
ただ若干はネタバレになっちゃうところはあると思いますのでご注意ください!
 では横溝正史 『獄門島』の読書感想文です。
お付き合いくださーい

概要

横溝正史が1947年1月から1948年10月まで推理小説雑誌『宝石』にて連載した作品。
金田一耕助シリーズの第2弾。
巻末のあとがきによると アガサ・クリスティ『そしてだれもいなくなった』を著者が読み終えてから取りかかった作品のようで、この作品から影響を受けているそう。
映画化はもちろん、何度もTVドラマ化されており、国内のミステリーランキングでも度々1位に輝く人気作品。

あらすじ

戦争を無事生き抜き復員した金田一耕助。

彼はある島に向かった。

その島は戦場で耕助が出会った青年 鬼頭千万太の故郷である。

悲惨な戦場を生き抜いた2人には強い絆ができたが、千万太は復員途中の船で息絶えてしまう。

彼は死の間際、

「獄門島に行ってくれ。

自分が死ねば3人の妹たちが殺されてしまう。」と遺言をのこす。

耕助は獄門島へ向かう船で出会った和尚のお寺で日々を過ごすうちに島の様子をつかみ始める。

獄門島は漁師の島で網元が強い権力を持っている。

網元は千万太の実家の本鬼頭派と、本鬼頭から分かれた分鬼頭派の2派に分かれ対立していた。

この2つの網元を巡る思惑が渦巻き、さらにその網元よりも力をもつお寺『千光寺』の和尚の存在。

その全てが耕助には異質に見えた。

この島の不穏な空気、そして戦友 千万太の遺言。

耕助の不安は的中し、ついに凄惨な事件が起こってしまう。

読書感想文

金田一耕助の苦悩がよく描かれた作品だと思います。

今作の耕助は、前作『本陣殺人事件』のように推理が冴え読者に爽快感を与える無敵の名探偵ではなく、「アイツが犯人か?いやアイツか?違った、、、じゃあアイツか?」と、推理をくり返しながら何とか犯人にたどり着きます。

そして犯人の正体を知ったあとも、耕助には謎を解き明かした喜び、達成感はありませんでした。

彼にとっては苦しく、虚しく、悲しい結果となってしまったのです。

主人公の耕助の推理が捗らないと読者の僕もなかなかすっきりとした気分になれません。

モヤモヤが伝わってきてこちらもモヤモヤしっぱなしです。

なので結末が気になりどんどん読み進めてしまいました。

僕は『本陣殺人事件』を読むまで金田一耕助シリーズを読みもしなければ、観たこともありませんでした。

そのためか推理バリ冴えのスーパーヒーロー的名探偵だと勝手にイメージしていたんですが耕助はそのような人物ではなく、他の登場人物たちと同じようにもがき苦しみます。

必死に謎を解き明かそうとするそんな様子に、本を読みながら推理している僕自身を投影することで、作品の世界に没入することができたのです。

ただ正直なところ推理バリ冴えの物語を期待していたので残念でもありました。

それにこの作品の結末が、だれも救われない後味の悪いものになっています。

モヤモヤです。

あと気になったのは犯人の種明かしをした後のページ数が少なすぎて後日談が雑なようにも感じます。

本当にちょっとだけしかないので、これで終わらせられるのは登場人物たちが可哀想だなあと。

登場人物たちはとても苦しみ、怯えていたのに、

ハイ、おしまい

って感じで軽すぎるかなと。

耕助がプロポーズしてたのは面白かったです。

若干いきなり!?って感じはしましたが、考えてみると所々に好き好きオーラを出していましたね。

やっぱりあの人は魅力的だよなあーと思います。

絶対イイ女です。

耕助がプロポーズした相手はすごい美人の設定なので映画やドラマでは誰が役を演じているのか気になります。

2人くっついて欲しかったなあ〜〜〜

おしまい

まとめ

どうでしたか!?内容にほとんど触れない感想文。

今のところこのスタイルで続けていきたいと思っています。

『獄門島』は後味悪いですけど面白い作品でした。

分厚い単行本だったんですけど、すぐ読み終わってしまったのでかなりハマってたようです。

みなさんも、まだ未読でしたらぜひ読んでみてください!

大きい図書館なら置いてあると思いますし、なければ下記のリンクからでもご購入できます。

そういえば他の方の感想とか読んでるとみなさんトリックに厳しくて、

あんなの実行不可だよ

とか、

動機が理解できない

って書かれているんですけど僕は推理小説をそういう読み方してないんだなあと

さっき気がつきました。

深く考えずにそのまま受け入れちゃってます。

それがいいのか悪いのかわかりませんが、、、一冊の本をキッカケにみなさんの感想を読むと勉強になりますね。

いろんな楽しみ方があるんだなあーと。

はい、、、

それだけ。

ではまた。

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