【ネタバレ】読書感想文『ふしぎの国のアリス』ルイス・キャロル(生野幸吉 訳)

2021年2月13日ルイス・キャロル, 世界の名作, 読書感想文

こんにちは
だいてんねん(@daitennen5)です。
今回の読書感想文は 『ふしぎの国のアリス』ルイス・キャロル(生野幸吉 訳)です!

ふしぎの国のアリス (福音館文庫 古典童話)

みなさんは『ふしぎの国のアリス』読んだことありますか?

僕は恥ずかしながらこの手の超有名作品をほとんど読んだことがありません。

今回も図書館の児童コーナーでこの本を見つけ「そういやあ読んだことないなあ」と思って借りてきました。

このコーナーには超々有名作ばかりで気になっています。

『ハイジ』や『寓話』、『オズの魔法使い』、『グリム寓話』などなど僕が読んだことがないものばかりです。

↓以前感想文を書いた『イソップ寓話』もこのコーナーで借りました。

daitennen-life.hatenablog.com

『ふしぎの国のアリス』もアリスって女の子がひょんなことからふしぎの国に迷い込むということしか知りませんでした。

今回読んでみましたが、とてもサイケな物語でした。

読んでる間中、頭がぶっ飛びそうな感じ。

それではお付き合いくださーい。

タイトル表記ですが『不思議の国のアリス』が正解?今回はこの福音館文庫の表記で書かせてもらいます!

 ※ネタバレあり
~続編も感想文書きました!~
目次

概要

 『不思議の国のアリス』(ふしぎのくにのアリス、Alice’s Adventures in Wonderland)は、イギリス数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。

だそうです。

ルイス・キャロルってペンネームなんですね。

なんとなく驚きました。ほんとなんとなく。

キャロルが知人の少女アリス・リデルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切った。1871年には続編として『鏡の国のアリス』が発表されている。

不思議の国のアリス – Wikipedia

知り合いの子供の為にテキトーに作った物語がこんなに世界的に有名なものになるなんて夢がありますね。

1951年のディズニー映画に代表されるように映像化や舞台化が何度もされており、説明不要の傑作として認知されています。
ちなみに今回読んだ福音館文庫のバージョンは挿し絵(イラスト)が出版当初のオリジナルが掲載されており、とても評価が高いようです。確かにこの挿し絵は読み進めていく上でインパクトが大きく強く印象に残っています。「女王ってこんなスタイルなんだ」って感じです。

あらすじ( ※ネタバレ含む

ある国のある街に住むある少女アリスはある日、ある草原でお姉ちゃんとのんびりしていた。
そこにイカしたチョッキを着た白いうさぎが「急げ急げ!」とか人間の言葉を喋りながら走っているもんだからびっくり驚いちゃうアリス。驚きついでにそのうさぎを追いかけていくとうさぎはある穴に飛び込んだ。勢いついていたアリスもそのままその穴に飛び込みます。なんとその穴はこれから始まる不思議な冒険の入り口だったのだ。
そこはまさにふしぎの国。ふしぎな事が起こりまくりアリスは右往左往する。
読者もハラハラする展開てんこ盛りだが、、、、
全てアリスの夢。
元祖夢オチ。

読書感想文※ネタバレ含む

という事で感想文です。

あまりにも有名な作品なのでネタバレしまくりながら書いていきます。

もしまだ『ふしぎの国のアリス』を読んだ事がないという文化的レベルが低めの2、3日前の僕のような方はご注意を。

まず主人公アリスですが、彼女は肝っ玉が座りすぎた常識に囚われないぶっ飛んだ奇人です。奇少女です。

あらすじにも書きましたが彼女はウサギを追いかけているうちに得体のしれない穴に飛び込みます。

考えてみるとこのことから彼女の奇少女っぷりが垣間見えます

確かに言葉を喋るイカしたウサギを見つければ追いかけたくなる気持ちはちょっとだけわかります。(僕だったらビビってすぐ逃げますが)夢中になっていたんでしょうけど普通の神経だったら飛び込む前に穴の手前で止まります。躊躇するはずですがアリスはそのまんま穴に入っちゃう。すごいですね。勢いでやっちゃうタイプ。

そしてその穴はしばらくはトンネルのようになっていましたがあるところで落とし穴的なのがありアリスは見事に落ちます。その穴は深〜い井戸のようにどこまでも続いていきます。

ここからは奇少女アリスの真骨頂。彼女は落ち続けます。落ち続けるアリスは何を考えるのか。そう、まずは下を見ます。これは案外普通。残念ながら暗闇の為自分がどこに落ちているのか確認はできませんでした。

次に周りを見渡し落とし穴の壁が棚になっていることに気がつきます。その棚から瓶を掴みます。その瓶は『オレンジ・マーマレード』。しかし中身は空っぽだったのです。アリスはガッカリします。

・・・・え?今?やっと?

アリスは先が見えない穴に落ち続けています。

その状況で『オレンジ・マーマレード』が空だった事で初めてガッカリしているんです。

常人だったらまず穴に落ちたことにまずガッカリしません?その死ぬかもしれない危機的状況に焦りません?

ちょっと言葉を喋るウサギがいたからってそれをバカみたいに追っかけて穴に落ちて。

そんな勢いだけで行動してしまった自分を悔やむでしょ。

でもアリスは『オレンジ・マーマレード』が空だったからガッカリって、、、。

さらに空だった瓶を下に落とすと誰かに当たるかもしれないからまたうまいこと棚に戻します。超絶的な気遣い。めちゃくちゃ冷静じゃないですか。肝すわりすぎ。てかよくその状況で瓶掴めたな、、、。

って感じです。

この後もアリスは穴に落ち続けます。

「これだけ長い距離を落ちた実績ができたから今度自分の家の階段を転がり落ちるのなんて怖くないわ!なんなら屋根からも落ちてやろう!」

は?

「このままだと地球の反対側にドバーーンって出ちゃうなあ。私だけ逆さまになっちゃうwwwww でもそこはなんて国なんだろう?道行く人に聞こうかな?でもそんなこと聞いたらバカだって思われちゃうな。イヤだなあ」

逆さまの時点でヤバいです。

「私が死んだら飼ってる猫が寂しがるなあ。一緒に落ちればよかったのにね!ここにネズミはいないけどコウモリならいるからなんとか食べれるでしょ!」

猫も巻き添えに・・・!

そして最終的にアリスは落ちながら寝ます。

とまあ彼女は普通の頭では考えられない思考回路の持ち主です。

その後穴の終点に辿り着いたアリスはたくさんのキャラクター達と出会いますが、みんないい感じで頭のネジが緩んでいたり足りなかったりするので面白いです。

おかしなことを言う主人公とおかしなこと言う登場キャラクター達。すべてがおかしいからその場が成立しちゃっています。終始ワチャワチャして飽きさせない。

時にはアリスよりも頭がおかしいなと思えるキャラクターが出てきます。

キャラクターや世界観が一貫してぶっ飛んでいるので、僕が子供の頃にこの本を読んでいたらワクワクドキドキでドハマりしてたかもしれません。

すこし残念なところは、訳の分からない歌とかギャグがたくさん出てきます。ほとんど理解不能だったんですが、

 『アリス』の本文には多数のナンセンスな言葉遊びが含まれており、作中に挿入される詩や童謡の多くは当時よく知られていた教訓詩や流行歌のパロディとなっている。

不思議の国のアリス – Wikipedia

ということなので当時の人達はもっと面白い物語に感じたと思います。

そのようなところがこの作品のウルトラメガヒットに繋がったのかもしれませんね。

物語の最後はあらすじにも書いた通り夢オチです。ある意味安心します。全くビックリしない。夢オチでよかったあーった感じ。

今回この作品を読むまではもっと子供向けのわかりやすい物語だと勝手に思っていました。でもファンタジーの種類が想像以上にサイケというかフワフワしてつかみどころがなく、それに前述のように訳が分からないギャグも多いためマジメに読んでいると頭がボ―――っとしてきます。

これだけサイケだと想像力豊かな子供達は違う世界へと旅立っちゃうと思います。大人でも〇〇〇〇とか△△△をキメながら読んだらもっと楽しめるかも。

これだけの世界観を作り上げた著者の筆力、空想力、想像力、妄想力は素晴らしいと思います。読み進めるごとに作品の世界に引き込まれます。(著者も✕✕✕なのでしょう。)

そして翻訳次第で世界観がガラッと変わってしまいそうな作品です。

今回は 生野幸吉 氏翻訳の文庫本でしたが、他の方が翻訳した物も読んでみると面白いかもしれません。

僕もこれからいろんなバージョンの『ふしぎの国のアリス』を探してみようと思います!

あと息子が今4歳なので、もうすこし大きくなったらぜひ読ませてどんな世界に行っちゃったか聞いてみたいと思います!

楽しみ!

まとめ

そんなわけで超有名な今作は絶対おすすめ!
映画は見たことあるけど原作は読んだことない方は絶対読むべきですね!
頭がおかしいキャラクターがいっぱい出てきてクラクラしてきますよ!(チェシャ猫とかね!)

僕は続編『鏡の国のアリス』を借りてきました。

またどんなイカれた世界が広がっているのか楽しみです!
またそっちも感想文書きます!
※書きました!
ではまた!

今回の出費  ¥0(図書館で借りてきました。)

ちなみにこの物語が元で命名された『不思議のアリス症候群』なんて病気もあるようです。
症状としては自分が見ている世界が実際の大きさとは違うように認識されてしまうのだとか。話してる相手の顔が以上に大きくなったり、遠くにあるものが大きく見えて、近くにあるものが小さく見えちゃったりするらしいです。(恐ろしい、、、、まさにこの物語のサイケな雰囲気に世界がなってしまいます、、、)

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(僕が読んだ文庫版はもう販売してないのかAmazonにありませんでした。現在販売している版のリンク乗っけておきます!)

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